展示会レポート１

先日10月２日～４日までの３日間、第22回関西機械要素技術展に出展いたしました。

10年連続10回目の出展となった展示会では､新たな切り口での展示物も製作し､
大変好評の内に会期を終えることが出来ました。

今回は､日々更新させて頂いておりますブログの臨時号として､展示会のレポートを
2回に分けて報告させて頂きます。

当日ご来場頂きましたお客様も、お時間の都合が合わずご来場できなかったお客様も、
是非ご覧いただければ幸いです。

展示会レポート1は今年新たに展示した展示物のご紹介です。
今年は､サンブレーンで加工された製品が､どのような所で使用されているのかを､
ミニチュア模型を製作し､紹介しました。
ちなみに､ミニチュア模型の樹脂部分の部品もサンブレーンで加工しております。

用途事例①　搬送用ローラー

工場内で製品を搬送する際に使用するローラーを耐摩耗性に優れた
超高分子PE(UHMW)にて製作致しました。
耐薬性に優れたテフロンや､耐熱温度の高いPEEKを使用する場合も御座います。
また､ローラーの形状や大きさも､搬送する製品によって様々です。

用途事例②　キャスター用車輪

キャスターなどに使用される車輪を､機械的強度に優れたMCナイロン(CNNB)にて
製作致しました。
負荷のかからない場所で使用される小さな車輪などは､POMが使用される場合も御座います。

用途事例③　戸車

窓やドアなどの開閉の際に使用される戸車を､POM(ジュラコン)にて製作致しました。
規格品も多く､安価な成形品の製品は､ホームセンターなどで販売されております。
ただし､成形品では精度が不充分な為､病院やクリーンルームの引き戸、
電車の貫通扉など､より精度を求められる環境には､機械加工で製作した物が使用されます。

また､官公庁や公共施設の窓やドアの一部には､規格品には無い特注品が使用される事があり、
この場合も機械加工で製作した物が使用されております。

用途事例④　プーリー

もっともシンプルな構造のプーリーを､超高分子量PE(UHMW)にて製作致しました。
日常生活では目にする事が御座いませんが､機械を動かす上で､とても重要な部品です。
使用される素材は､樹脂製だけではなく､金属製の物も多数あり､その形状も様々です。